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2018.04.11 ブログ
技術紹介 ~押しばねの直角度について~
技術紹介 ~押しばねの直角度について~

こんにちは。
国光スプリング工業の加藤と申します。

春は外で過ごすことが心地良くなる季節ですが、4月はお花見のシーズンですね。

弊社のある小牧市では、小牧山の桜が有名です。
しかし、私は花粉症がひどく、つらい日々を過ごしております。

さて、今回のブログは「押しばねの直角度」について紹介します。

ばねの直角度

直角度とは、円筒ばねを置いた時の、座り具合を角度で表したものです。
※直角度 JIS1級 1.15°以下 2級2.9°以下

 
研削前        研削後

ばねの両端面を平面に研削する事で、写真のような座りの良いばねが出来上がります。

直角度の良い製品の利点

① ばねの座りが良くなる
② 偏心が起こりにくい為、荷重が安定する
③ 座屈が少ないので、省スペースで組付けができる

ばねの直角度は、動作性や荷重の安定に大きく影響するため、とても重要なのです!

研削作業

押しばねの研削は『ばね研削機』と呼ばれる機械と『研磨円盤』という専用の冶具で行います。

直角度の良いばねを製作するには、研磨円盤(ばねを加工するための冶具)の選定が最も重要になります。
弊社では高精度な切削加工を行うため、製品に合った研磨円盤を社内で設計・製作して品質向上に努めています。

 

国光スプリング工業では、長年のノウハウを活かし、線種・線径・図面公差に応じて最適な加工を行っております。

押しばねの直角度でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

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お待ちしています。

国光スプリング工業は、ばねの製造・販売会社として設立以来、特に「精密小物ばね」や「極小ばね」についてお客様から高い評価を獲得してきました。モノづくりが進化するなかで、ばねに対するニーズは年々複雑化・高度化し、品質・コスト・納期など一段とハードルが高くなってきています。様々な課題やご要望にお応えするため、国光スプリング工業では、設計、生産、検査、納品までのすべてを自社で完結できる体制(自社一貫体制)を構築し、改革・改善を進めてきました。その結果、現在は難度の高い製品や2 次加工、3 次加工を伴う「ひとひねり必要なばね製品」にも迅速に対応できるようになり、それらは現在私たちの得意分野となっています。

設計のご相談や、ロット数や供給方法のご相談など、ご要望に合わせて様々な形でのサポートが可能です。お客様からの「こんなことできますか?」というご相談をお待ちしています。

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